コミュニケーションを楽しみましょう!
本年も皆様が英会話を楽しみにしていただけるようなレッスンを提供していけるようスタッフ一同努めて参る所存です。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
以前、「コミュニケーションの語源」についてコラムを書きましたが、今回は「コミュニケーションの楽しさ」について書きます。
ラテン語の”communis”(com=共に、munus=贈り物)から生まれた「コミュニケーション」は、「共有する、分かち合う」という意味を指します。
話し言葉や書き言葉に限らず、例えば音楽や絵画でも伝えるメッセージを受け手が感じ、共有することがコミュニケーションです。コミュニケーションに「言葉」は大切ですが、伝える時に相手がメッセージを受け取る要素は「声の使い方」が約4割、「ボディランゲージ」が約5割、「言葉」は1割未満と言われています。
まだ英語歴が浅い子どもたちでも、クラスで立派にコミュニケーションを取っています。その様子をご紹介したいと思います。
★小学生のある女の子は、いつも言いたいことが出てこなくても諦めずに自分の知っている単語でお話してくれますが、例えば ”Photographer”が出てこなかった時には”Camera, pro, job”と言って説明してくれました。
★幼児たちは、英語で返せなくても先生の話していることにきちんと反応して、立派なコミュニケーションが成り立っています。
ところで、テレビ番組の「イッテQ」の「出川イングリッシュ」をご存知でしょうか?海外で英語でミッションをクリアしなくてはいけないという設定で、出川さんが限られた単語力で次々にミッションをクリアしていきます。出川さんの勇気と諦めない姿を見ていると、英語が分からなくても通じ合えるという気持ちや自信がコミュニケーションにはとても大切だと改めて感じます。
出川さんは”自由の女神”を「ビッグ・グリーン・ドール」と伝えて通じました。ちなみに、みやぞんさんは、「フリー・セメント・レディ」と言って、たいまつを持つジェスチャー等で理解してもらえていました!
私も日常的に似た経験をしています。最初に言った言葉で伝わらない時は、どうしたら分かってもらえるかを考えて再チャレンジします。1度で理解してもらえなくても、何度かチャレンジすると通じるものです。例えば、外国人講師の口座開設に通訳で付き添った際には「納税番号」を訳す際に、まずは”personal tax number”と言いましたが伝わらず、”The number is called IRD number, Inland Revenue Departmentnumber, in New Zealand. It’s used for all the tax.”(ニュージーランドではIRDと呼ばれる国税局の番号で税金に使う番号)と説明すると、”Oh, social security number!((アメリカでは)社会保障番号))”と通じました!
「きちんとした英語を話したい。」「間違った英語を話すのは恥ずかしい」という気持ちは、誰にでもあると思います。でも1度言ってみて伝わらなくても、「通じない!」と諦めないでください。 通じない時、「正しい英語が話せなくて相手に悪い」と遠慮してしまいがちですが、きっとこの瞬間、相手も「理解できなくて悪い」と思っているはずです。話すのを諦めてしまうと、お互いが残念な気持ちで終わります。何度もチャレンジすることできっとメッセージが伝わり、理解しあえます。そうしたら、きっとお互いが幸せな気持ちになることでしょう。
大切なことは、あきらめないことと遠慮しないことです!
ぜひ、コミュニケーションを楽しみ、様々なことを共有してください。