読書の秋!お勧めリーダー The Monkey’s Paw レベル1/ The Call of the Wild レベル3他
当校の大人クラスでは、年に1度のリーダーに取り組む”Book Club”の時期がやってきました。
(*リーダー:英語学習者用に各レベルに難易度を調整して書かれた読み物)
生徒さんからのアンケートでは、「ハッピーエンドがいい」「絶対サスペンス!」「可愛い物語!」「次は違うジャンルで!」「またシャーロックホームズ!」「馴染みあるストーリー!」等々、数多くいただいたご要望に極力応えられるようBook Club前には各クラスに合う本選びに皆で頭を悩ませます。ストーリーの良さと、ディスカッションができるものという観点から、今年度は
”Sally’s Phone”, “New Yorkers”, “Rabbit-Proof Fence”に決めました。
残念ながらBook Clubの候補となったけれどもクラス指定のリーダーに選ばれなかったものをご紹介いたしますので、ぜひリーダーにご興味を持たれた方はもう一冊読んで頂けるとうれしいです。リーダーは自分のレベルに合ったものを選ぶことができ、ストーリーの中で使われる英語がストーリーの場面とセットになって記憶に残りやすくなります。たくさんの英語に触れることで英語を英語のまま理解しやすくなりますし、楽しみながら英語の感覚が身に付くお勧めの英語学習法です。
The Monkey’s Paw (Level 1) (邦題 「猿の手」)
[内容紹介] ある雨の降る寒い夜、ホワイト一家は来客を待っていました。その客とは、長年インドに滞在するホワイト氏の友人、トム。トムはホワイト家を訪れ、インドでの興味深い話でホワイト一家を楽しませます。そして、トムはポケットから怪しげなものを取り出します。それは、彼の友人からもらった「猿の手(Monkey’s Paw)」。この「猿の手」には不思議な魔力があり、これを握りながら願うと、「3人の人が一つずつ願いをかなえることができる」というもの。
トムは「願いはかなうが、不幸なことが起こる」と警告しますが、ホワイト氏はその「猿の手」を譲り受け、妻と息子のハーバートと相談して最初の願いを言います。
不思議な力があるのが「猿の手」というところが不気味で、少し怖い怪奇小説です。
The Bird of Happiness and Other Wise Tales (Level 2)
[内容紹介] ロシア、中国、エジプト、ギニア、インドなど8つの国の民話が入った短編集です。
最初のロシアの民話は、大きな森の中に住む家族の心温まる物語。一人の息子
Igorは木こりの父親と母親と暮らし、Igorは、森の鳥の名前を父親から教わりながら育ちました。ある日、Igorが病気になり、医者に診てもらっても一向に良くなりません。
寝たきりの状態が続いていたIgorは、父親に「鳥がほしい」と頼みますが、季節はロシアの冬。鳥は暖かい国へと渡ってしまって見つけることは不可能です。悩んだ父親はどうするのか???
一話が4~5ページの読みやすいリーダーです。
The Call of the Wild (Level 3) (邦題 「野生の呼び声」または「荒野の呼び声」)
[内容紹介] 1800年代後半のゴールドラッシュの時代、金鉱が発見された場所に群がる人々は、長距離を移動する犬ゾリ用の大型犬を必要としました。カリフォルニアの大邸宅で平和に暮らしていた飼い犬のバックは、住んでいた家の庭師によって、ひそかに売られてしまいます。平穏な日常が、突然ある日過酷な労働を強いられる生活へと変わってしまいます。
カナダ北部の厳しい自然の中、バックは群れのルールや他の犬と争うことを覚え、次第に野生を取り戻していきます。バックが変化していく様子や人間との間に生まれる感情が巧みに描かれています。
by TokyoPassport
| 2016-09-28 13:22
| 英語リーダー 多読
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