辞書を使おう!!
現在では、紙ベースの辞書より、電子辞書の時代ではありますが、紙ベースの良さはたくさんあります。自分で調べたい単語を探し出し、その単語に線を引いたりして「勉強した!!」という気持ちになるところ、また、探している単語だけでなく、周りの単語も自然と目に入ってくるところです。特に子どもたちが初めて使う辞書には、まず紙ベースを使ってもらいたいと思っています。
英語教育の低年齢化は進んでいますが、小学生に使いやすい辞書はあまりありません。当校の小学生クラスでは初期段階のK1, K2クラスで絵辞典に慣れ親しみ、K3クラスから辞書を持つことを推奨しています。今日は小学生や大人の初心者にも使いやすいお勧めの辞書をご紹介したいと思います。辞書を使うことで、言いたい単語や表現を調べることができ、単語も増え、文字への意識も高まり、自律して学習できるようになります。保護者の方々には、お子様が楽しく辞書に慣れ親しめるよう、ぜひ使いやすいものをお探し頂き、最初のうちは探したい単語を探せるよう練習に付き添うなどサポート頂ければ、きっと辞書を上手に活用できるようになることと思います。
★お勧め辞典1 「マイスタディ英和・和英辞典 旺文社」 初心者のシニアにもお勧め!!
対象: 小学生2年生~中学生(5年生以上を対象に作られていまが、当校の3年生にも
評判が良いです。「引き方ブック」付で、小学生で辞書を使い始めるならコレがお勧め!!
◆収録単語数: 「英和」約10,000語 「和英」12,500語
特徴 とにかく字体も大きさも見やすいです!! 小学校5年生以上の漢字にはふりがながついています。(もっとふりがながついていると良いのですが)各単語が英検何級レベルか書かれ、英検のモチベーションに繋がります。そしてシンプルな会話が含まれ、単語の使い方が分かりやすい!!
★お勧め辞典2 「ジュニアアンカー和英・英和辞典 Gakken」
対象: 小学5年生~中学生
◆収録単語数:「英和」約12800語、「和英」約14300語
特徴: 単語数が多いため、字は上の「1」より小さくなりますが、例文、解説も多く高校受験まで使用できます。また、カラーで約50ページ異文化紹介のページが子どもの興味を惹くはず!!
二つの辞書の違い
(1)「ふりがな」 「1」のマイスタディの方が「ふりがな」が多くついていて低学年向きです。(例「巻く」「幕」にマイスタディにはふりがなが付いていますが、ジュニアアンカーにはふりがなはなし)
(2) 収録語数や選択語彙の違いから、掲載単語が違う。(例Danish「デンマークの」、tattoo「入れ墨」はマイスタディのみに掲載、currency「通貨」、Dallas「ダラス」などアメリカ都市名はジュニアアンカーのみに掲載、)
最後に、当校お勧めのNo.1の「マイスタディ辞典」の編集委員の方よりTPAの生徒たちへメッセージを頂戴することができましたので、ご紹介させて頂きます。
『マイスタディ英和・和英辞典』編集に当たっては、どの語を掲載するか、どんな例文を提示すれば分かりやすいかを時間をかけて検討しました。さらに、この辞書の中には、単語のエピソード、知っているとちょっと得する情報、実用的な会話表現なども掲載されています。また、かなり詳しい英文法の解説もあり、英語の新書本4~5冊分の内容が含まれているのです。個人的には、英語をブラッシュアップしようと考えている大人の方に、実は一番適している書物だと思っています。パラパラとめくって見るだけで、英語に関する新しい、楽しい発見が見つかるはずです。