学んだことはすぐに忘れる!? 忘却曲線


 新学年に向けて新たな入学者が増える時期です。これから新しく英会話を始める生徒さんは、英語がどれだけ話せるようになるかな、と期待を膨らませていることと思います。ぜひ目標を持ち、毎度のレッスンを楽しみながら習得していってもらいたいです。

宿題が毎度出ますが、ぜひレッスンの翌日までに取り組まれるようにお願いします。特に小学生は宿題がどのページかは覚えていても、次のレッスン直前でやろうとすると1週間も経っているのでやり方が分からなくなってしまったり、「習ったけど忘れたなぁ。」と頭を悩ませている生徒さんがたまに居ます。残念ながら学んだことは時間が経つと忘れてしまうのです。

ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスの”Forgetting Curve”(忘却曲線)の表は、ランダムな単語を憶えてから、どのぐらいの期間忘れないでいるかを測定した結果をグラフにしたものです。グラフを見ると時間の経過と共に記憶している量が一気に減るのが分かります。2日目ではせっかく憶えた事のうち約7割も忘れてしまうという実験結果が出ています。学んだことを早い段階で記憶に呼び起こせば定着しやすくなります。ですから、宿題を早めにすることは大切です。これを家のルールとし、レッスン翌日に宿題をする習慣がつけられるよう、どうか保護者の方々にはお声掛けをお願いします。

また「間違いは習得への道程」です。特に子どもの宿題を見ていると、ついつい「間違ってる!!何やってんの!!」と言いたくなることがあるかもしれませんが、7割正解していればOKとするくらいの気持ちで見守って下さい。皆、たくさん間違えながら学びますし、間違いの中には素晴らしい間違いもあります。例えば“I goto skool”と書く子どもなら、”go to”とつながって聞こえるから二つの単語と分かれているとは思わなく、まず耳できちんと聞き取れているから間違えています。またskoolc, k, q/k/の音だということが分かっている証拠です。ある程度理解できているからこその間違いが多いので、叱らず見守ってあげて下さい。私達はそれぞれの間違いを見て、その子どもがどの過程にいて、今何を習得すべきかを見極め指導していきます。まずは取り組もうとする前向きな気持ちを育てるよう保護者の方々と協力しながら1年を過ごせればと思っております。


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by TokyoPassport | 2015-02-07 22:38 | 英語教育 | Comments(0)
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日々生徒さんとのやりとりで感じたことや英語教育に関することを中心に書いています。TPAの生徒様をはじめ、今後ご入会を検討して頂いている方、英語教育に関心のある方にも読んで頂けるとうれしいです。 www.gakuin.co.jp


by TokyoPassport 辻井 清江
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