~千里の道も一歩から~
今年も終わりに近づいてきました。この1 年、皆さまの英語にとってどのような成長が感じられましたか?生徒さんや保護者の方々からは「英語の試験に合格した」「リーダーのレベルを上げても楽しく読めた」「英語を読めなかった子どもが英語をどんどん読み始めている」「海外旅行で英語がほぼ理解できた」など今年もうれしい報告をたくさん聞くことができ、スタッフ一同心から喜んでおります。
一方で「上達が感じられず行き詰っている」とお悩みを抱えている方もいらっしゃいます。日々の努力がすぐには目に見えづらい英会話は、成果を感じず、焦ったり、努力が無意味に感じたりしてしまうことは誰もが経験すると思います。でも、決して諦めないでください。日々の積み重ねで気付かないうちに少しずつ前進していて、きっとご自身の将来の力に繋がっていきます。ぜひ1 年間、継続して続けてこられたご自身を褒めてあげて下さい。
皆様がご経験されているように、英会話は学んだことがすぐに使えるのではなく、実際に使う場面での練習が繰り返し必要です。急に会話ができるというのはどこかの宣伝文句で、実現可能な目標を持ち、着々と地道な学びの過程をおろそかにせず継続しましょう。何事も上級をめざすなら、まずは初級の内容を学び、中級へ、そして次へと進んでいく必要があります。多くの当校の生徒さんの目標は「会話力」ですが、会話力には「相手の話を聞き取る」ため、音をキャッチし、意味を理解する力、「言いたいことを表現する」ため、必要な単語と、文章に並べる文法、伝わる発音など様々な力と、外国人と会話を通し理解を深めたいという気持ちが合わさり徐々に身についていきます。
人間は、それぞれ「伸びしろ=成長する可能性」があります。成長と言うと子どもだけのようですが、成長は年齢に関係なく一生続くものです。現在自分ができることから、講師やクラスメートなど周りの励ましや手助けによって、できなかったことがいつかできるようになり、少しずつできることが増えていきます。左の表は現在できる力、手助けにより成長できる範囲、現時点では到達不可能な範囲を表しています。手助けでできるようになったことが一人でできる力となり、さらに成長が続いていきます。ぜひチャレンジし続けて下さい。私事ですが、1 月の出産を控え、12 月からあまり学校に顔を出せなくなります。少しの間、皆様にお会い出来なくなるのはとても残念ですが、子どもを授かることで、また乳幼児からの成長を学び直す機会をもらえたと感じております。過去、子育てを経験するまでは、子どもの気持ちに充分寄り添えておらず、正直レッスンでうまくいかないことがありましたが、自身の子育てを通し、以前より子どもの気持ちや行動を理解することができるようになりました。また、TPA の子ども達との関わりや保護者の方々、また大人クラスの子育ての先輩の方々からもたくさんのアドバイスを頂き、自分の子育てにも活かせたことがたくさんありました。
半年程度仕事は中断してしまいますが、3 人目の子育てを通し、自分自身も少し成長できるようにしたいと思っております。また、戻ってきた際には、皆さまの上達ぶりに驚かされることも楽しみにしております。