~コロケーションとは~ “かたまり”で覚える英語
“strong” or “thick”
コーヒーの濃いは、strongでも、スープだと”strong soup”とは言わず、”thick soup”を使います。”でも、「訛りが強い」と言うときには、a thick/strong accentどちらでも良いのです。
“busy”はどんな語とくっつく?
“a busy day”「忙しい日」という時間の単語だけでなく、”a busy street”「にぎやかな通り」という場所の単語や”The line is busy.”「(電話が)話し中です」 の電話の決まり文句など、組み合わさる単語で意味が変わりますが、かたまりで覚えると「話し中」を和訳しようとせず、”The line is busy.”と出てきやすくなります。
ちなみに、以前にNHK番組で「コーパス100で英会話」という番組があったのですが、この「コーパス」というのは多くの文書や話された言葉をコンピュータで収集、蓄積した言語データベースのことです。コーパスを利用することで、どの語はどの語と一緒に使われやすいのか、前置詞は何とくっつくのか、と自然なかたまりを教えてくれます。以下、コーパスのサイトです。2つ以上の単語をいれて検索するとそれらが自然かどうか、どのように使われたか見ることができます。
また、「一つひとつの単語の意味が分かっているけど、全体の意味が分からない」ということもあると思います。コロケーションを意識し、この単語はどんな言葉とくっつき、どんな意味で使われたのかという「かたまり」をためることで、その状況にあった全体の意味を理解しやすくなると思います。またこのことは、自然な英語を話す力にもつながります。