世界でベストセラーの “Wonder”、2017年に映画化もされています。
小学生高学年〜高校生向けの本ですが、大人の方もきっと感動するとてもお勧めの本です!
◆あらすじ
主人公は10歳の男の子オギー(Auggie、本名August)
遺伝子の疾患で生まれつき顔が変形していて、
これまでに27回もの手術を受けています。
両親は見た目からいじめを受けることを心配して、
オギーを学校には通わせず、お母さんが自宅で勉強を教えてきました。
でも、10歳にオギーを学校に行かせる決意をします。
学校では”Zombie Kid”と呼ばれたり、いじめや嫌がらせを受けますが、
オギーは頭が良くて、ユーモアもあり、明るいオギーの魅力に気づく
素敵な友達ができます。
校長先生も英語の先生もとても素敵です。
英語の先生Mr. Browneは、授業で月ごとにprecept(教訓)を伝えてこどもたちに考えさせます。
ある月の教訓は、”When given thechoice between being right or being kind, choose kind.”
(正しくあることと、優しくあることを選択する時は、優しくあることを選択しよう。)
この教訓は、この本が伝えたいメッセージの一つだと思います。
オギーの親友Jack Willは、この教訓の大切さをよく分かっているとても優しい子で、
このJack Willの視点で書かれたパートが一番良かったです。
この小説は、主人公の視点だけでなく、友人の視点や家族の視点からも書かれていて、それぞれの感情にとても共感しました。
310ページありますが、とても読みやすい英語で書かれているので、
全部で8パートに分かれていて、1パート1時間~2時間で読める長さです。
帰国子女クラスでも今年の課題の本にしています。
ぜひ、読んでみて下さい。